後立山南部 爺ヶ岳(2669.9m) 2016年7月2日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 3:58 柏原新道入口−−4:38 八ッ見ベンチ−−4:58 ケルン−−5:14 駅見岬−−5:31 一枚岩−−5:57 水平岬−−6:01 包優岬−−6:05 石ベンチ−−6:09 アザミ沢−−6:18 雪渓−−6:25 富士見坂−−6:33 鉄砲坂−−6:41 種池山荘−−7:21 爺ヶ岳南峰 7:22−−7:36 爺ヶ岳中峰(休憩) 8:14−−8:54 種池山荘−−9:07 雪渓−−9:46 ケルン−−10:14 柏原新道入口

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2016年7月2日 日帰り
天候曇時々雨後曇後晴
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口の南側及び川の対岸、少し離れて扇沢駐車場
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望森林限界なので360度の大展望
GPSトラックログ
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コメント天気悪化が予想される中、柏原新道を往復。往路は雨に降られたが帰りは好天になった。風が強かった




登山口出発時はまだ暗い 今年の営業開始は早かったようだ
意外に天気がいい(この時は) 八ッ見ベンチ(標高1620m)
扇沢。まだシーズン前で車が少ない ケルン(標高1750m)
ケルンから見た県境稜線。谷筋以外に雪は無い ケルンから見た種池山荘
駅見岬(標高1890m) 駅見岬から見た蓮華岳〜スバリ岳
一枚岩だが岩が見当たらない(標高2010m) 雨が降ってきた! 霞のように見えるのは雨粒
水平道(標高2160m) 水平岬(標高2160m)
包優岬(標高2200m) 石ベンチ(標高2210m)
蓮華岳は雨粒で霞んでいる アザミ沢
注意事項の看板 ガラ場。雪渓は残り僅か
雨が上がる 富士見坂(標高2320m)
鉄砲坂(標高2390m) 標高2420mで森林限界突破
チングルマ イワカガミ
コバイケイソウは咲き始め 種池山荘
種池山荘から見た針ノ木岳方面
爺ヶ岳へ向かう 山頂にガスはかかっていないがまた雨が・・・
立山、劒岳は雲の中 縦走路の爺ヶ岳南峰入口
爺ヶ岳南峰へ向かう 爺ヶ岳南峰
爺ヶ岳南峰から見た白沢天狗山 爺ヶ岳南峰から見た南尾根
爺ヶ岳南峰から見た立山方面
爺ヶ岳南峰からの360度パノラマ写真(クリックで拡大)
縦走路へ戻り中峰を目指す 鞍部南側には雪渓が残る
爺ヶ岳中峰分岐 爺ヶ岳中峰を目指す
爺ヶ岳中峰山頂 爺ヶ岳中峰から見た鹿島槍。ガスの中
爺ヶ岳中峰から見た白沢天狗山 爺ヶ岳中峰から見た妙高、火打、焼山
爺ヶ岳中峰からの360度パノラマ写真(クリックで拡大)
中峰から見た南峰 下山開始
鞍部付近で見かけたコマクサ 種池山荘へガンガン下る
劒岳北方稜線
針ノ木岳はやっぱり雲の中
下っていくと天候回復、針ノ木岳が雲から出た 扇沢の車はまだ少ない
登山口到着 登山口に一番近い駐車場


 もう暑い時期で藪は一時休止でアルプスへと向かうことにする。残念ながら天気予報は悪く、今年最初のアルプスはガスってもいいだろうと妥協できるところで、扇沢から柏原新道で爺ヶ岳とした。標高差約1400mであり適度なトレーニングとなる。登山口の標高が高いので出だしから涼しい。

 長野市からだと登山口まで約1時間しかかからず9時前に登山口に到着。駐車場はまだがら空きで駐車スペースを確保、酒を飲んで寝る。明日は日の出前から出発予定だ。夜中に車が増えたが熟睡で気付かなかった。

 まだ暗い時刻に出発。とは言え30分もしないうちに明るくなるだろう。雨具として傘も持つ。残念ながら星は見えないので曇っているようだが、昨夜からの雨は上がった。

 柏原新道は立派な登山道で体に触れる藪は皆無なので短パンでも歩きやすい。涼しい格好だと体力の消耗も防げるし水の消費も減らせる。前回ここを歩いたのは残雪期だったと思うが今は完全に夏山シーズン。今年は雪解けが早くノーアイゼンで支障なく歩けるくらいまで雪が減っているとの情報はネットで取得済みだ。

 尾根を離れて巻道に入っても雪は無く対岸の谷筋に残るのみ。登山道の傾斜は緩やかで足に優しいが、なかなか高度が上がらずもどかしい。樹林の切れ目から針ノ木岳が見えるが山頂付近は雲の中。爺ヶ岳山頂はどうだろうかなどと考えていたら針ノ木岳方面に霧が掛かったように白っぽくなってきた。あれは雨粒で雨が本降りらしい。こちらに来るなと願っていたが、残念ながら水平道付近で雨が降り出して傘の出番だった。まだここは山腹なので風は弱く傘が役立った。

 雪渓は1箇所の谷だけあったがノーアイゼンでも問題ない程度しかなく、この感じではあと1,2週間で消えてしまうだろう。

 最後に鉄砲坂を登れば森林限界を超えてお花畑へ。まだちょっと時期が早いが花が咲き出していた。雨に濡れた花もいいかな。

 種池山荘に到着時は雨は止んでいた。爺ヶ岳山頂は雲より下でそれなりに展望はありそうだが、針ノ木岳や蓮華岳、立山、劒岳、鹿島槍は雲の中で見えなかった。残念。稜線では南寄りの風がやや強かった。さすがにこの時刻はまだ下界からやってきたばかりの登山者は少なく、平日に小屋に泊まった少数だけの静かな世界。

 爺ヶ岳山頂を目指す。森林限界の明るい尾根歩きはいつ歩いても気持ちがいいがまた雨が。今度は風があり傘は使えないのでゴアを着る。傘と違って暑いが仕方がない。冷池山荘からやってきた登山者か、すれ違う人がいた。山頂が近づく頃には雨は止んだが、またいつ降りだすか分からないのでゴアは着たまま歩く。

 まずは南峰山頂へ。登山道から僅かで山頂。南風が強い。雲の高さが低く、近くの山しか見えない。すぐに登山道に戻って中峰へ。反対側からやってきた登山者とすれ違う。鞍部の雪田はまだ残っていた。

 再び縦走路を離れて中峰山頂へ。鹿島槍は雲の中だがここは雲の下。雨は上がってちょっとずつ空が明るくなってきたような。今シーズン初めてのアルプスだが体力的には問題ないことが分かった。今年も暑い期間は毎週アルプスだな。あとは下るだけなので風を避けながら山頂でのんびりと過ごした。

 帰りの時間帯には続々と登山者が上がってきた。この頃には明らかに天気は回復してきて針ノ木岳山頂が見えるようになった。予報より結構いい方向にずれたようだ。狭い駐車場に戻ると満車。まあ当然か。ここまで来ると薄日が差すようになり、もっと長く山頂で休んでいればよかったかと後悔。

 

山域別2000m峰リスト

 

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